『認知症』とは?
脳は人間の活動をコントロールしている司令塔です。
認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったりして、
脳の司令塔の働きに不都合が生じ、さまざまな障害が起こり、
生活する上で支障が、およそ6カ月以上継続している状態を指します。
脳の働き
脳は、記憶(覚える・思い出すなど)、感覚(見る・聞くなど)、思考(理解・判断など)、感情(喜び・悲しみなど)、からだ全体の調節(呼吸・睡眠・体温など)といった、生きていくために必要なほとんどの働きをコントロールしています。
これらの身体活動を司る機能が大脳にあります。
脳の大部分をしめる大脳は、左右の大脳半球にわかれます。
大脳の表面をおおっているのが大脳皮質で、前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の4つのブロックにわかれて、それぞれ異なった機能を分担しています。
主な認知症の種類
認知症にはいくつかの種類がありますが、主なものとして、以下の4つが挙げられます。
・アルツハイマー型認知症
・レビー小体型認知症
・脳血管型認知症
・前頭側頭型認知症
・アルツハイマー型認知症
大脳皮質連合野や海馬領域を中心にβアミロイドというタンパク質のゴミ、
続いてタウタンパクが神経細胞内に蓄積し、神経細胞のネットワークが壊れると発症します。
比較的早い段階から記憶障害、見当識障害のほか、不安・鬱・妄想が出やすくなります。
認知症全体の約50%を占めると言われています。
・レビー小体型認知症
パーキンソン症状や幻想を伴い、症状の変動が大きいのが特徴です。
約15%を占める
・脳血管型認知症
脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、
その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れて、
意欲が低下したり複雑な作業が出来なくなったりします。
約15%を占める
・前頭側頭型認知症
司令塔役の前頭前野を中心に障害されるため、
我慢したり思いやりなどの社会性を失い、
「我が道を行く」行動をとる特徴があります。
その他
前頭側頭型認知症、クロイツフェルト・ヤコブ病・AIDSなどの感染症や
アルコール中毒も認知症の原因となる病気です。
約20%を占める
それぞれの認知症についてはまた別に説明をしたいと思います。
このような認知症と戦う本人や家族のためにも在宅ワーク・副業を進めて、
介護に取り組むのがいいのではないでしょうか?
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