こんにちは!
認知症サポーターリョウです。
先日父を車いすに乗せ家族5人で出かけてきました。
車いすにしてから大脳皮質基底核変性症の父も一緒に出掛けるのが楽しいようですね。
車いすにして大正解です!
ただ、車いすやベビーカーなどを普段使用していないと、エレベーターの場所や階段の場所などこれまで気にしなかったことを把握していないとスムーズに動けないことに気づきました。
よく行く場所ですとほぼわかりますが、そうでないとうろうろ迷うことになりそうですね。
さて、本日は前回の続きで徘徊について。
徘徊の改善策ですが、人それぞれ異なる点もあると思いますので、
当てはまるものがあっても参考程度にして、
担当の専門医等に相談するのが一番いいとは思います。
トイレに時間を決めて誘導
トイレを探すという徘徊については、まだ認知症が初期の段階で、部屋をトイレの近くに変えるのも良いでしょう。
認知症が進んでからでは、今度は部屋が認識出来なくなるので止めてください。
またトイレがわからない時は、時間を決めて探す前にトイレに誘導してみてください。
出来れば歩かせてあげる
ただじっと出来なくて徘徊している時は、部屋へ誘導しようとすると怒る場合があります。
そのようなときは、徘徊することに差し支えがなければ、気が済むまで歩いてもらってもよいでしょう。
ただし、転んだりする危険があったり、ウロウロするのに問題があれば一緒にしばらく歩いて、今日のご飯など話題を変えて、落ち着いてから部屋に誘導するのが良いでしょう。
玄関の鍵は手の届かない場所、また名前がわかる物を服に
外に出かけてしまう方には、まず玄関の鍵を手の届かない場所に付け替える。
窓を開けて出られる人もいるので、窓の鍵も開けにくいものに変える必要があります。
もし玄関の鍵をかけ忘れたりした時の為に、玄関に呼び鈴などの、ドアが開いたら鳴るようなものをつけてみてください。
もし1人で外に出られてしまっても大丈夫なように、GPS機能の付いた小さなアクセサリーも販売されているようなので、利用をおすすめします。
また服や靴などに名前と連絡先などを書いたワッペンのようなものをつけておくのが良いでしょう。
デイサービスなどの利用を
じっと出来ない為に徘徊になっている場合は、徘徊を止めさせる手段をとると、ストレスを与えてしまう事になります。
もし一緒に歩く事が出来る日があれば、短時間でも一緒に歩いてあげてください。
デイサービスなどを利用すると、デイサービスで歩く事で、家で落ち着く場合がありますので、利用も考えてみてください。
徘徊は家族の精神的負担も大きいので、負担を軽くする意味でも、外部に早めに相談しましょう。
近所の人や民生委員にも連絡
徘徊が発生すると、いなくなった事で行方不明?
事故に遭ってない?など家族の精神的な負担も大きくなりがちです。
徘徊は社会問題として、対策が急がれているものですから、周りの人に迷惑がかかると思い込まないで、近所の方や民生委員などにも、徘徊がある事を伝えておいて、もし外で見かけたら教えてもらえるようにすることも重要です。
家族の気持ちの持ち方
また徘徊は悪いものとされがちですが、お年寄りの筋力低下には歩くというのは良い事で、便秘の解消にもなるのです。
徘徊が出て困ったと悪い方ばかりを考えず、何が原因で歩いているのかをしっかり見つけ出し、適切な対応を行いましょう。
ただじっと出来ないだけなら、外へ1人で出てしまうのは危険ですが、家の中を歩いて回っても良いのではないかと思うくらいの気持ちも必要です。
ただ家の中の敷居などちょっとした段差でも転んでしまう場合もありますので、段差をなくしたり、ぶつかってケガをするような物は、置かないようにする事が大切です。
いかがでしたか?
徘徊=ダメということではないようですが、それでも介護をされる方には大きな負担となりますよね。
担当の専門医や地域の認知症相談窓口などを利用されるのがいいでしょう。
けして自分だけで抱え込まないでくださいね。
管理人もケアマネージャーや地域の相談窓口などでいろいろ相談していますが、
自分自身楽になるし、いろんな考え方や方法を知ることが出来るので絶対にいいですよ。
在宅ワークをしていると時間的にも自分で計画立てれますから、
動きも軽くなりますのでお勧めです。
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