大脳皮質基底核変性症の父が事件です

大脳皮質基底核変性症

こんにちは!
認知症サポーターリョウです。

先日事件がありました。
大脳皮質基底核変性症」の父がバランスを崩し、頭から床へダイブ。
額部分が切れて出血。
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家族で外出し、戻ってすぐのこと。
トイレへ行きたいとのことで母がズボンを脱がそうとするが、ベルトが外れなくて私が代わりにズボンを脱がす。
–父は左手が震えてズボンの着脱ができない。

そのまま急いでトイレへ行くのかと思いきや靴下を脱ごうとする。
危ないから体を支えようとしたが間に合わず頭から床へダイブ。
–左手の震え、右手はほとんど握力がなく筋肉が硬直しているため手をつくとかの防御反応が取れない。

額部分が少し切れて出血。
本人はそれよりもトイレに行きたくて動こうとするので、仕方なくティッシュを濡らして止血しながらトイレへ。
そのあと大きめの絆創膏をはって一段落。

ところが涙目で頭が痛いと訴えたため、119へ連絡。
救急隊員が来ていろいろ質問をするが、本人は何も話せないのでこちらが状況の説明をする。
救急車にて救急病院へ。

父のみ処置室へ行き私と妻は待合室で待つ。
夜の9時半ごろ。
かなりの人が待っている。
それに次から次へ救急車も到着する。
赤ちゃんを抱っこした若いお母さんとお父さん、
年配の夫婦、
東南アジア系の家族
会社関係で来ている社員の人、
その他いろいろな方が来ている。
みんな大変だなと思っているとようやく処置室へ呼ばれる。
ここまで1時間半待たされる。

しかし、簡単な処置だけでベットで横になっているだけの状態。
医師からは見た感じ緊急ではないため、より緊急の患者から診ているので、もう少し待って下さいとのこと。
その間動くと危ないのでトイレも行かない方がいいとの事で紙おむつをする。
普段おむつをすることがないため、本人はなかなか用を足すことが出来ない。

普段おむつをすることがない人がいきなりおむつをはいて用をたせと言われても簡単には出来ないと思いますね。
家でも父がトイレに行くのにかなり注意しているので、徐々に慣らして行く必要があると思いました。

待つ間近くのベッド(カーテンで仕切られているので姿は見えません)の救急の患者さんと医師とのやり取りがいろいろ聞こえてきます。
処置後入院が必要な方、
一人暮らしで少し具合が悪いとすぐに119に連絡して何度も来ている方、
電話した時は痛かったけど今は全然大丈夫と言っている方
などの会話をなにげなく聞きながら、いろいろなケースがあるのだと知りました。

結局3時間ほど待って頭の検査をして結果問題なく、家に戻ったのが午前2時半頃で、5時間半ほどかかってしまいました。

実は今回が初めてではありませんでした。
前回は朝方4時ごろでトイレ前の廊下に一番部屋が近い娘が、ボンという音を聞いて目が覚め、部屋を出てみると父が立っており、電気をつけると頭から大量の血を流していた。
娘が私を呼ぶので慌てていくとそこは血の海状態。
頭の傷口をみると10cmほどにわたり割れているのです。
切れているのではなく割れているのです。

急ぎ119に電話をし状況を説明。
ぬれたタオルで傷口を抑えるようにとの指示。
そのまま救急が来るのを待つ。

その時があるので今回は冷静に対応できたのではないかと思います。

前回の時にトイレ前の廊下のドアを外して、通り道を広く開けて障害物をなくすことで、転倒の可能性を減らすようにしています。
本人に注意するように話をしても意味がないため、家の中の物をとにかく邪魔にならないように移動させて障害物をなくします。
父の場合ベッドからトイレが一番行き来するコースなので特に注意しています。

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